◯◯牛、いくつ知っている? 全国各地の和牛ブランド特集
「和牛ブランド」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
代表的なものとして神戸牛、松阪牛、近江牛、米沢牛などはよく耳にしますが、このほかにも知る人ぞ知る和牛ブランドが数多くあります。
今回は全国各地に秘められた、絶品ブランド和牛に関する動画を4つご紹介します!
■ 生産者と自治体がともにブランド化を目指す、備中牛
■ 地元精肉店では「肉ガチャ」も? 新見市の千屋牛
■ 地元産の高たんぱくなエサで育つ、十勝ナイタイ和牛
■ 3大会連続で日本一に輝いた、小林市産の宮崎牛
■ 生産者と自治体がともにブランド化を目指す、備中牛
最初に紹介するのは、岡山県の高梁(たかはし)地域のブランド和牛・備中(びっちゅう)牛。
大自然の新鮮な空気と水を生かしつつ、とうもろこしや麦など質の高いエサを与え、ストレスを与えないように育ていています。
備中牛は近年ブランド確立に向けて、高梁市が牧場に補助金を交付するなど、生産者の支援に力を入れています。
また、「その地域ならではの食品を知り、その味を忘れてほしくない」という思いから、高梁市内の幼稚園や小中学校など30か所に毎年、給食の食材として提供。
備中牛のブランド化に向けて、地域全体で支え合っていく雰囲気を、ぜひ動画からも感じてください。
■ 地元精肉店では「肉ガチャ」も? 新見市の千屋牛
同じく岡山県の新見市では、千屋(ちや)牛というブランド和牛があります。
特に優れた和牛の系統群を「蔓牛(つるうし)」と呼び、千屋牛は日本最古の蔓牛の血統を受け継ぐ黒毛和種で、全国の和牛ブランドのルーツといわれています。
そんな千屋牛を中心に取り扱うのが、新見市で約90年の歴史をもつ「中山精肉店」。このお店がユニークなのは、運だめしの「肉ガチャ自動販売機」があることです。
肉ガチャは通常の1000円ガチャ、絶対に千屋牛が当たる2000円ガチャの2種類あり、中には超お得なお肉が出てくることもあるのだとか。
番組では実際にリポーターが肉ガチャに挑戦! 果たしてどんな肉が出てきたのか、気になる結末は以下からご覧いただけます。
■ 地元産の高タンパクなエサで育つ、十勝ナイタイ和牛
北海道上士幌(かみしほろ)町からは、十勝ナイタイ和牛というブランドをご紹介!
このブランド名は、町内で飼育された黒毛和牛のうち、肉質が4〜5等級のもののみに付けられます。
十勝ナイタイ和牛の特徴は、甘みがあってさっぱりとした脂身と美しい霜降り(サシ)。サーロインはもちろん、もも肉でもしっかりとサシが入っており、ジューシーに味わえます。
十勝の広大な環境で育つ牛はストレスが少なく、また、地元産の稲わらなど高タンパクなエサにこだわることで、すくすくと育ちます。
動画ではサーロインだけでなく、実は人気No.1の自家製のハンバーグなどもご紹介! 全国各地の和牛が集まる品評会でも高い評価を受けているこの和牛の味を、一度堪能してみては。
■ 3大会連続で日本一に輝いた、小林市産の宮崎牛
和牛の日本一を決める「全国和牛能力共進会」において、4大会連続で日本一の称号(内閣総理大臣賞)を手にしたのが、宮崎県の宮崎牛。宮崎県内には複数の産地がありますが、小林市産は3大会連続で受賞しています。
和牛の聖地・小林市は、宮崎県の南西部に位置する自然豊かな土地。豊富な湧水と温暖な気候から「水と食の宝庫」とも呼ばれています。
そんな土地で育った宮崎牛の霜降り肉は、まるでおかべ(豆腐)のようにやわらかく、濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。
動画では、2022年の「UMK(テレビ宮崎)CM大賞」を受賞した、とあるCMの出演者3人のオジサンがBBQを実施。「本当に同じ日本語なのか?」と疑うほどの方言で、宮崎牛や小林愛を語り合う様子をぜひご覧ください!
■ 意外と知らない、和牛ブランドの数々
宮崎牛の名前は知っているけれど、宮崎牛が日本一の称号を獲得したことは知らない。そんな人も多かったのではないでしょうか?
もしも今回初めて耳にした和牛、聞いたことはあるけれど食べたことがない和牛、改めて魅力を感じた和牛があれば、ぜひご賞味あれ。
(編集:ノオト)
この記事の「のぞポンライター」
タクミン
海鮮とお肉を中心に食べることが何よりも好きな関西人。定期的にローカルフード満喫旅をしている
【ビタちく愛炸裂!】長野県民が愛する「ビタミンちくわ」が5ヶ月ぶりに生産再開!
[長野県 長野市 篠ノ井杵淵字大門西 等]
神田(こうだ) のぞポンライター
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