いや、違ったみたいです。よく見ると、うどんでした。

創業およそ40年のうどん店「さぬき一番 一宮店」（香川県高松市）が提供する「さぬきA」は、ラーメンみたいな“背脂の入ったうどん”です。二郎の流儀をうどんのフィールドに持ち込むとは、さすが「うどん県」を名乗る香川……。

もちろん、スープも麺（うどん）に合わせた仕様になっていました。「鶏ガラ＋かけだし」のブレンドであっさり味に調整されており、だからこそうどんに合うというわけです。

例によって背脂、にんにく、もやしのトッピングも二郎ばりにのっけていきます。さらには、チャーシュー代わりに肉うどん用の甘辛い牛肉も投入！

もう、どう見ても二郎系ラーメンですね。でも、その正体は“二郎インスパイア”なうどんです。

このメニューの特徴を挙げるとすれば、やはり太い麺でしょう。うどんなので当たり前ですが。まさに、二郎とうどんのハイブリット！

また、動画本編では「ホルモン野菜炒めうどん」なる新メニューも紹介されています。たっぷりのニンニクと豆板醤が効いた一品で、こちらもうどんらしからぬうどんと言えるでしょう。

創業約40年のお店が新機軸の開拓に貪欲なところが、おもしろい。背脂とにんにくがたっぷりの“二郎系うどん”を食べてみたいですよ！

のぞポンライター

寺西ジャジューカ

東京生まれ東京育ち……だけに、地方のおいしいものに憧れがある。子どもが好きそうな食べ物が好き。