はじめに紹介するのは、焼き魚や揚げ物などに添えられるかぼす。料理にアクセントを加える香酸柑橘類で、食卓の名脇役です。

私たちが普段口にしているかぼすのほとんどは大分県産で、国内の栽培面積のうち97%を大分県が占めています。そんなかぼすには、減塩効果が期待されていることをみなさんはご存じですか？

別府大学の食物栄養学科の梅木美樹さんは、かぼすは同じ香酸柑橘類であるレモンなどと比べて、塩味が強い特徴があると話します。

そのため、焼き魚に塩やしょうゆによる味付けを抑える代わりに、かぼすを絞ることでしっかりとした塩味を感じられるのだそう。

動画内ではほかにも、大分県でかぼすの生産量が多い歴史的な背景なども紹介しているので、ぜひご覧ください。

次に紹介するのが、愛媛県愛南町で生産されるかんきつ「愛南ゴールド」です。

農産物の国際認証である「グローバルGAP」を獲得し、国内外で販路を広げている愛南ゴールド。東京五輪の選手村でも提供された、知る人ぞ知る名産フルーツです。

そんな愛南ゴールドの躍進の一助となったのは、地元の高校生！　南宇和高校の地域振興研究部は、地域の特産品をPRするコンテストで数々の賞を受賞するなど、愛南ゴールドの魅力を全国へ発信しています。

愛媛県の“最南端”に位置する愛南町は、少子高齢化で人口減少が進む地域。だからこそ、若い力で地域を盛り上げようと、高校生たちは“最先端”の取り組みに励んでいます。

彼らのさまざまな取り組みや地域への想いに触れられる動画は、以下よりご覧いただけます。

最近では、スーパーでも見かける機会が増えたシャインマスカット。皮ごと食べられ、メロンよりも甘い糖度を誇るのが特徴です。

愛媛県松山市でぶどう農家を営む西崎洋一さんによると、実はシャインマスカットを新鮮に保存するための方法があるのだとか。

それは、軸を少し残した状態で容器に入れて冷蔵すること。この保存方法によって、なんと20日は美味しくいただけちゃいます！

そのほか動画内では、シャインマスカットにかける農家さんの想いなども紹介。

実はあのきれいな円錐形も、農家さんの努力によって形づくられているのです。気になるその方法をぜひ動画からご確認くださいね。

■ 豆知識で、フルーツをより美味しく

自宅やお店でフルーツを食べる際、名産品に秘められた歴史や作り手の知恵を思い出せば、より一層美味しくいただけるかもしれません。

今回の記事でそんな豆知識があれば、ぜひ身近な人にもお話してみてくださいね。

（編集：ノオト）

のぞポンライター
タクミン
海鮮とお肉を中心に食べることが何よりも好きな関西人。定期的にローカルフード満喫旅をしている