NEWSCH.4
【壮観】天井にできた大量の”傘の花”。その理由は、幸せを運ぶツバメと共に生きるため?
[愛媛県 松山市 道後 等]
0:04 タクシーの車庫に咲く“傘の花”
2:05 「L」だけ消えているローソンの看板
幸運の前兆といえばいろいろありますが、ツバメの到来もその一つ。家の玄関に巣作りされていたら、全力で守ってあげたくなります。
なにしろ、人間は古くからツバメを“縁起の良い鳥”として受け入れてきたし、両者は良好な間柄なのだから!
例えば、愛媛県松山市にあるタクシー会社「森松交通」の車庫が壮観です。
まるで、“傘の花”! それにしても、どうしてこんなに傘を逆さ吊りしているのか?
この車庫に初めてツバメがやって来たのは、かれこれ約15年前。以来、ツバメはここに巣作りするようになり、今年でき上がった巣の数は80個以上にものぼります。
ツバメは愛らしいです。でも、現実問題としてツバメはフンを落としてきちゃう。だから、その対策として傘を逆さ吊りしているというわけ。大事な商売道具であるタクシーの車体を、この“傘の花”でガードしているのです。人間とツバメが共生するための、尊い工夫です。
松山市内には、他にも“ツバメスポット”があります。ローソン道後ハイカラ通り店の入り口が、まさにそれ。
見てください。「LAWSON」のLED看板「L」の部分に、思いっきりツバメの巣が作られています。
同店にツバメの巣ができたのは、7年前。以来、このローソンは「L」の看板だけ照明を消しっぱなしだそう。「ツバメさんのお家を壊すわけにはいかない」という、オーナーの心遣いですね。
例年はゴールデンウィーク前に姿を見せ、1ヶ月半ほどこの場所で過ごしていくというツバメたち。しかし、コロナで人通りの少なかった昨年は、普段より約30日早く巣立っていきました。
ツバメにとって人間は、ヘビやカラスなど巣を壊す“外敵”から守ってくれる用心棒的存在。だからこそ、コロナ禍の人通りの少なさを察したツバメは長居しなかったのかもしれません。
でも、そろそろ街に活気が戻ってきた。今年、来年、再来年……人間とツバメのいい関係も復活するはずです。ツバメを前に目尻が下がりまくった人間たちの最高の表情を、ぜひ動画でご覧ください!
【基本情報】
放送日:2023年4月4日
放送局:南海放送
番組名:NEWS CH.4
出演:杉本雅
取材先:森松交通(〒791-1113 愛媛県松山市森松町518−2)、ローソン道後ハイカラ通り店(〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町20−24)
(編集:ノオト)
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[長野県 長野市 篠ノ井杵淵字大門西 等]
神田(こうだ) のぞポンライター
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