NEWS CH.4
松山地方気象台の新庁舎完成!愛媛の天気を観測し続けるための綿密な引っ越しプロジェクト
[愛媛県 松山市 北持田町 等]
0:56 これからも残される庁舎の近代建築様式
2:01 引っ越し当日でも予報作業は止められない!
4:29 アメダスを停止していよいよ新庁舎へ!
各都道府県で天気予報や防災情報を発信する気象台。毎日気象データを観測し、日々の予報業務に役立てています。
愛媛県の天気を観測する松山地方気象台は明治23(1890)年に誕生し、昭和3(1928)年に現在の庁舎へと移転・新築されてから、地域のシンボルとして長く活躍してきました。
青空に映える白い外観ですが、戦時中は空襲を避けるために庁舎を真っ黒に塗っていたこともあるんだとか。そんな時代も経て、愛媛の暮らしを90年以上にわたり支えてきた建物には老朽化が見られ、ついに現役引退の時を迎えます。
国の有形文化財にも指定されている現在の庁舎は、近代的な建築様式を残しつつきれいに修復し、新たに展示室を設けるなどして一般開放されるそう。そして隣に新庁舎を建設し、予報業務を行う防災拠点はそちらに引き継ぐことになりました。
新庁舎の工事は1年半かけて行われ、無事新しい拠点が完成! あとは大がかりな観測機器やパソコンなどをお引っ越しさせるだけです。
あれ……? でも引っ越ししている間って、天気予報や観測ができなくなっちゃいますよね……!?
もちろん、何より優先すべきは愛媛の気象・防災情報。どんな一大プロジェクトも、天気次第で迷わず中止しなくてはいけません。
常に気象状況を確認しながら、引っ越しのタイミングを計ります。
観測データは天気予報のもととなる大事な材料なので、いかに欠測時間を短く済ませられるかが重要です。
引っ越し後のスムーズな観測再開まで見越して入念に計画する姿、かっこいい……!
観測をストップし、いよいよ引っ越し開始!
大がかりな観測設備は無事すべて移転できるのか……!? プロフェッショナルたちによるスマートで精密な仕事ぶりはぜひ動画でご覧ください!
【基本情報】
放送日:2023年4月6日
放送局:南海放送
番組名:NEWS CH.4
取材先:松山地方気象台
住所:〒790-0873 愛媛県松山市北持田町102
(編集:ノオト)
のぞポンライター
杏太郎
果物好きライター。プラム、キウイ、パイナップルといった酸味のあるフルーツを好んでいます。
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[長野県 長野市 篠ノ井杵淵字大門西 等]
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