今日ドキッ!
灯油タンクの色は東日本が赤、西日本は青が主流! じゃあ、なぜ北海道は青なの?
[北海道 札幌市 中央区]
0:32 衝撃の東西ポリタンク勢力図
2:28 灯油タンクの作り方って? 工場を直撃
4:30 タンクの色に地域差がある理由を製造会社に聞いてみた
皆さんは「灯油タンク」と聞いたら、何色をイメージしますか?
実は、灯油を入れるポリタンクの色は日本の東西で大きく分かれているんです。東日本は赤、西日本は青が一般的とのことですが、関東出身の筆者としては青い灯油タンクが存在するなんて全く知りませんでした……。
「そもそも灯油タンクの色って統一されてないの?」とも思いましたが、灯油の劣化の原因となる紫外線を防げる色(白や透明以外)なら、どんな色でもいいんだそうです。
では、どうして東日本と西日本で主流の色が分かれているんでしょう……?
灯油タンクをはじめ様々な化学製品を製造・販売する、岩谷マテリアルの外岡文直さんによると、かつて赤色の灯油タンクでは顔料に鉛が使われており、やがて人体への影響を考慮して使用が禁止されたのだとか。
すると、他の赤い顔料が高価なものになってしまったため、西日本では安価な青い顔料を使うようになったそうです。一方、東日本では「赤=危険物」というイメージを重視して、顔料の価格が変わっても従来どおり赤い灯油タンクを使い続けたというのが一説、ということでした。な、なるほど……!
ただ、最初のマップをよく見ていた方はお気づきかもしれませんが、北海道では青い灯油タンクが使われているんです。東日本は赤が主流なのに、北海道だけどうして……?
その真相は、西日本と同様に「青が安いから広まった」とのことでした。道内で、力の強い大手ホームセンターが青を販売したことが背景にあるそうです。そうだったのか!
北海道の疑問が解消したところで、次は「沖縄県は、なぜ赤が主流なのか」が気になってきました。わかる方がいたら教えてください!
【基本情報】
放送日:2023年3月17日
放送局:北海道放送
番組名:今日ドキッ!
出演:堀啓知アナウンサー、森田絹子アナウンサー
取材先:ジョイフルエーケー屯田店/三王ポリ株式会社函館工場/岩谷マテリアル
(編集:ノオト)
のぞポンライター
杏太郎
果物好きライター。プラム、キウイ、パイナップルといった酸味のあるフルーツを好んでいます。