OTV Live News イット!
沖縄のもずく漁師にとって決して軽くない相手!「軽石」との格闘に迫る
[沖縄県 うるま市 勝連 等]
0:37 勝連半島に漂着する大量の軽石
2:25 漂着する軽石も減り、すくすく成長していくもずく
4:09 ついに収穫の時を迎えた「早摘みもずく」
沖縄県一のもずく収穫量を誇る、うるま市の勝連漁協。3月から5月にかけて収穫されるもずくは「早摘みもずく」と呼ばれ、強いぬめり気としっかりした食感を味わえる食材です。
勝連漁協で2022年の収穫が始まった頃、海に潜ってみると、そこには無数に漂う白い粒が。この正体は、2021年に小笠原諸島の海底火山が噴火した影響で発生した軽石です。
細かくなって海中に浮く軽石は船のエンジンの故障を招くため、漁師たちによって海岸に漂着した軽石を取り除く作業が続けられていました。
先行きの見えない状況ですが、収穫に向けて網を張る作業も進めなくてはいけません。船のエンジンが故障した場合に備えて、海に出る際は1隻だけでなくグループで出港する体制に。すると今度は原油価格の高騰が燃料費を直撃します。
そんな逆境の中でスタートしたこの年のもずく漁ですが、およそ2カ月後には軽石の漂着が減り始め、明るい兆しが見え始めます。最後の追い込みで網の間隔を広げて成長を促し、いよいよ収穫の時を迎えました。
「今まで難儀して育てたもずくだから、収穫は一番楽しい。食べる人が増えてくれたら嬉しい」と話すのは、勝連漁協津堅支部の稲福正也支部長。
収穫されたばかりの早摘みもずくを食べる沖縄テレビ放送の仲宗根琢人記者は「1本1本の食感がしっかり分かるぐらい弾力があって、すごくおいしいです」と驚きまじりにリポートしています。
沖縄の海に潜って網を張り、もずくを収穫する様子は、映像でこそ伝わる躍動感があります。おいしいもずくを届けるために格闘する海人(うみんちゅ)たちの姿を、ぜひご覧ください。
【基本情報】
放送日:2023年4月14日
放送局:沖縄テレビ放送
番組名:OTV Live News イット!
店名・住所:勝連漁業協同組合(〒904-2314 沖縄県うるま市勝連平敷屋3821-18)
(編集:ノオト)
のぞポンライター
杏太郎
果物好きライター。プラム、キウイ、パイナップルといった酸味のあるフルーツを好んでいます。
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