News Park KSB
全国で初めて「ゲーム条例」を制定した香川県で、ゲームに親しむイベントを開催!
[香川県 高松市 南新町 等]
2023年11月26日、香川県高松市の南部3町商店街で、ゲームを通じて街の未来と人をつなぐことをコンセプトにしたイベント「SANUKI X GAME」(サヌキエックスゲーム)が開催されました。
県内外のクリエイターや学生ら約100人が、ボードゲームなど約40のオリジナルゲームを出展しました。
香川県といえば、ネット・ゲーム依存症対策条例を2020年に全国で初めて制定した県です。ゲーム好きの筆者も「香川県ってそんな急進的なことをするんだ」と驚いた覚えがあります。
そんなゲームへの風当たりが強そうな香川県でゲームイベントがあったなんて、この動画を見て初めて知りました。
イベントでは、香川大学付属高松小学校の児童が運営メンバーのアドバイスを受けつつ制作した「商店街すごろくパーティー」というゲームもお披露目。商店街を舞台にした、大人も子どもも楽しめるすごろくゲームです。
制作に関わった小学生は「ゲームを作るのってこんなに楽しいんだ」と制作の感想をうれしそうに話していました。
ゲームってただ遊ぶだけじゃなくて、制作側として「どのように遊ぶ人を楽しませようか」と考えるのも楽しいんですよね。小学生たちにとって貴重な体験になったのではないでしょうか。
本イベントはそうしたゲームを楽しむ人のためだけではなく、もうひとつの側面もありました。
それはゲームクリエイターと保護者による座談会です。保護者がゲームクリエイターにさまざまな悩みを打ち明けていました。
「テイルズ オブ」シリーズのプロデューサー・大館隆司さんや、「ゴッドイーター」シリーズなどを手掛けた保井俊之さんなど、著名なゲームクリエイターもゲスト参加したとか。めちゃくちゃ豪華だ!
イベントを主催した「讃岐GameN」代表理事の渡辺大さんは「ゲームを遊ぶ子どもたちとその親の間で起きている問題を話し合える場所として企画した」と語ります。
渡辺さんは「ゲーム条例を推進した県議たちとも対立ではなく対話をしたい」「なんなら(ここに来て)一緒に遊んでほしい」と話していました。たしかに、いがみ合うだけでは何も生まれませんからね。
動画では楽しそうにゲームで遊ぶ人々の様子や、サイゲームスとコラボしたうどん店のレポート、子どものゲームの遊び過ぎに悩む親へのコメントなどたっぷりお届けしています。
香川県でこんな先進的なゲームイベントが開かれていたとはまったく知りませんでした! ゲーム好きの人や、そこまでゲームを快く思わない人も、ぜひ動画を見て香川の現状を知ってほしいです。
【基本情報】
放送日:2023年12月5日
放送局:瀬戸内海放送
番組名:News Park KSB
店名:高松南部3町商店街
住所:香川県高松市南新町
(編集:ノオト)