九州の一部で使われている、「まるで外国語のよう」と話題の「諸県弁（もろかたべん）」という方言があることをご存じでしょうか。

そんな諸県弁が登場する、宮崎県小林市魅力発信プロジェクトのCMがテレビ宮崎主催の「第22回UMK CM大賞」で最高賞を獲得し話題に。CMに出演し、一躍注目の的となった「オジサン3人組」に「小林市愛」を語ってもらうべく、武田華奈アナウンサーが直撃しました。

取材場所を訪れると……すでに宴会が始まってる⁉ オジサンたちによれば、まだ「びわくっ（＝入口）」だとか。諸県弁がマシンガントークのように連発される宴会場は、まるで外国のよう。ぜひ動画でその不思議な感覚を味わってもらいたい！

あまりにも奔放なオジサンたちに武田アナもタジタジ。そんな会話の解説役として、小林市役所の佐藤友和さんが登場。「KOBAYASHI CITY」のTシャツがクールです。

小林市産宮崎牛を「おかべ（＝豆腐）」のようにやわらかいと話す桒水流浩蔵さんは、畜産業の社長を務める「努力家オジサン」。ちなみに、豆腐が白い壁に見えたことから「おかべ」と呼ばれる説があるとか。

「おしゃべりオジサン」と呼ばれるほどトークが止まらない南正覚史郎さんは、なんと元税務署勤務。

唯一番組の意図を汲んで進行してくれる「しっかり者オジサン」の前田喜輝さん。現在は電気会社の社長で、なんと元副市長を務めたこともあるのだそう。愉快なオジサンだと思っていたら実はスゴイ方々！

桒水流さんの会社の豚みそ漬を囲みながら、CM出演時の思い出話に花が咲きます。劇中では「SNS映え」をマスターするオジサンの役ですが、実はスマホの使い方がわからないという話で大盛り上がり！ しゅだもんだ（＝不思議だ）な会話のテンポが癖になりそう……。

終盤には小林愛が高ぶり、アツいトークに。「本当の気持ちを伝える力が方言にはある。」と熱の込もった話が聞けました。確かに、諸県弁を話す3人から飾り気のない感情を感じます。

最後には南交（なんこ）と呼ばれる宴会遊びではしゃぐ3人組。いくつになっても方言で少年のように笑い合える仲は、東京育ちの筆者にとってはうらやましい……。3人のお茶目さと怒涛の諸県弁トークは動画必見です！

のぞポンライター
ふた葉
キャラクターやホビー、甘味の話題が得意です。ローカルニュースの犬特集を探すことが日課。