20年に一度の周期で刷新されている日本の紙幣。紙幣のデザインが一新されるにともない肖像も変更になりますが、一万円札の肖像が変わるのは、聖徳太子から福沢諭吉に切り替わった1984年以来40年ぶりとなります。

一万円の代名詞として“諭吉”という言葉が用いられるほど、一万円札の顔としてイメージが強い福沢諭吉。私も寂しいな……と思っていましたが、氏の出身地である大分県中津市の方々は一段と寂しさを感じたようです。

新紙幣発行にともなって、中津市ではさまざまな動きが。

市内のホテルでは、「おかえりなさい福沢諭吉！ プラン」と題して、食事券3000円分や中津城の入場券が付いて1万円で宿泊ができるキャンペーンが行われました。

そして「福澤記念館」では、新紙幣発行日である2024年7月3日の入場料を無料に。「個人的には非常に寂しい思いをしている」と吐露する館長には、なんだかグッとくるものがあるなぁ……。

また市内の小学校では、新一万円札肖像・渋沢栄一のふるさとである埼玉県深谷市の小学校とのオンライン交流が行われました。お互いの郷土の偉人についてクイズを出し合い、学びを深める生徒たち。こんな素敵な取り組みがあったなんて……！

この動画を見ていたら、一万円札に描かれた福沢諭吉の顔が無性に拝みたくなってきました（財布にお札、一枚も入ってなかった）。今度また出会えたら、その時は中津市に思いを馳せることにしよう。

のぞポンライター

はらつかう

宮城県で生まれ、宮城県で漫画やイラストを描いています！いろんなことを結構頑張れます！