いっちゃん☆KNB
ラーメンの〆にソフトクリーム!? 富山の大定番「〆ソフト」は本当にラーメンに合うのか
[富山県 射水市 三ケ白銀町 等]
飲みに行った日の〆(シメ)といえば、ラーメンと相場は決まってます。では、ラーメンを食べたときの〆はなにがいい?
そこでご紹介したいのは、こちら。人気店「中華そば いちい」(富山県射水市)では、ラーメンの〆としてこれが大人気なんです!
創業およそ70年、地元で知らない人はいないといわれるラーメンの名店では〆としてソフトクリームが人気なんです。たしかに、カウンターの上に貼られているソフトクリームの写真がまぶしいですね……。
なぜ、同店で“〆ソフト”の流れが始まったのでしょう? 「中華そば いちい」代表の市井智久さんが説明してくれました。
「(〆ソフトの販売を始めたのは)おじいちゃんの代のときからなんで、50~60年前からになると思います」
「僕らは当たり前やったから(笑)」(市井代表)
〆ソフトが始まったきっかけは、もはや知る由もないということですね……。
兎にも角にも、半世紀以上の歴史を誇る“〆ソフト”が気になります。せっかくなので北日本放送の南歩薫アナウンサーが体験しました!
まずは、中華そばの注文からスタート。さすが名店、おいしそうですね。
ラーメンを完食したら、ここからが本題。厨房のなかでは、ラーメン屋なのにソフトクリームがぐるぐると渦を巻いていました。
〆のわりに、予想以上にサイズが大きいのがわかりますか?
ラーメン屋のカウンターでソフトクリームを食べ始める南アナ。砂漠で水着を着ているようなミスマッチ感があるんですけど……。
さて、〆ソフトの感想はどうですか?
「これは、ラーメンの後に食べたくなりますね」
「〆にぴったりですね!」(南アナ)
本当かよ!?
いや、本当に合うみたいです。なにしろ、来店したお客さんの4割が〆ソフトを注文するらしいので。夏になると、なんと1日100個も売れるそうですよ!
「さっぱりするというか。(ソフトクリームは)ラーメンの〆に合うようにつくってあります」(市井代表)
〆に合うようにつくったソフトクリームなのに、ソフトクリームだけを目当てに訪れるお客さんもいるのだそう。いや、あくまで“〆ソフト”なのでラーメンも食べてあげて……と思っていたら、市井代表の懐の深さは予想以上でした。
「ラーメン屋ですけど、ソフトクリームを食べに来てください!」(市井代表)
お店の人が言っているのだから、ソフトクリームだけが目当てでも問題なし!
「そば屋がつくるカレーはうまい」はもはや定説ですが、ラーメン屋がつくるソフトクリームのおいしさは知りませんでした。意外に歴史が長いのも驚きです。
【基本情報】
放送日:2024年5月29日
放送局:北日本放送
番組名:いっちゃん☆KNB
出演:南歩薫アナウンサー
取材先:中華そば いちい
住所:〒939-0341 富山県射水市三ケ白銀町802
(編集:ノオト)