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宮崎県の焼酎、ニューヨークへ渡る! 県人会が誇るワールドワイドな人脈

[宮崎県 都城市 早鈴町 等]

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この動画の見どころ!
00:24
フランスで開かれた日本の本格焼酎・泡盛のコンテストで最高賞に
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ニューヨークで宮崎県出身の県人会会長と出会う
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県人会のサポートでアメリカへの輸出に成功
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県人会のおかげでロサンゼルスやハワイでのPRも実現!

今、海外の酒類業界関係者の間で焼酎に対する注目度が高まっているそうです。一方、「焼酎を世界へアピールしたい」という日本国内の声も大きくなっているとのこと。

そこで、今回は一つの成功例をご紹介したいと思います。創業120年余りの老舗焼酎蔵「柳田酒造」(宮崎県都城市)は現在、アメリカやフランスなど13カ国に焼酎を輸出。2023年にフランスで開かれた日本の本格焼酎・泡盛のコンテスト「Kura Master」では、宮崎県内の酒造メーカーとして初めて最高賞を受賞しました。

日本人として誇らしい好調ぶり! 5代目である柳田正代表は「輸出に成功した背景には、県人会の支えがあった」と明かします。

始まりは2016年。宮崎県にある7つの焼酎の蔵元がチームを組み、ニューヨークへプロモーションに行ったことがきっかけでした。

このときに出会ったのは、宮崎県日向市出身で「ニューヨーク県人会」会長(当時)のムーア・理津子さんです。アルコール飲料を流通させるのは難しいのが、アメリカという国。そんな地で、現地の人脈を生かして販路拡大の道筋を見出してくれたのが彼女なのです。

理津子さんの尽力により、アメリカで焼酎のプロモーションを展開→現地の焼酎ファンを増やす→「これだけ焼酎を取ってくれる人がいるので取引してください」と現地の酒類業界関係者にアプローチする……という流れが実現!

「この手順を踏まないと、焼酎の輸出は実現できなかった」と、柳田代表は振り返ります。

それから3年後。県人会の手厚いサポートもあり、柳田酒造は焼酎のアメリカ輸出に成功しました!

柳田酒造から海外へ輸出されているお酒は、県人会のアドバイスのもと、独自に瓶の形や味などを開発・調整しているそうです。海外の蒸留酒に合わせてアルコール度数を40度台にしたり、樫樽に貯蔵することで木の香りと色を付けたり……。

さらに、県人会のつながりでロサンゼルスやハワイでもPRイベント・販売会の開催を実現! 柳田さんが日本にいる間は、県人会のメンバーが現地でのPRを担当しています。

「最高の営業マンが現地にできたような感じです」

「同じ宮崎県民ということで兄弟や親戚のような関係で親身になって協力してもらったので、(輸出を)3年で実現できたのかなと思います」(柳田代表)

宮崎をルーツに持つ人々のつながりを生かし、宮崎が誇る郷土のお酒・焼酎の販路を世界規模で拡大。日本の焼酎が海外の生活になじむ未来は、そう遠くないかもしれません。

【基本情報】

放送日:2023年10月20日

放送局:テレビ宮崎

番組名:#Link

取材先:柳田酒造

住所:〒885-0055 宮崎県都城市早鈴町14街区4号

(編集:ノオト)

のぞポンライター

寺西ジャジューカ

東京生まれ東京育ち……だけに、地方のおいしいものに憧れがある。子どもが好きそうな食べ物が好き。

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