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【世界最高齢】90代でスピードスケートするおじいちゃん、大会で500メートル滑走する
[長野県 茅野市 玉川 等]
「人生100年時代」という言葉を最近よく耳にします。ただし、100歳まで生きたとしても健やかに生活し続けられるかは別。いわゆる、健康寿命という考え方も大事です。
そこで紹介したいのは、長野県茅野市に住む丸茂伊一(まるも いいち)さん。1929年4月1日生まれの彼は、ギネス世界記録に認定された“世界最高齢のスピードスケート選手”なんです。90代半ばでありながらスイスイ滑っている!
7歳の頃にスケートを始め、85歳になって全国大会に出場した丸茂さん。2018年、88歳で出場した国際マスターズモスクワ大会では、500メートルを滑った最高齢のスケーターとなりました。以来、前人未到の世界記録を更新中!
そんな彼が口にした言葉が、またイカしてます。
「死ぬまでは生きております。それだけは間違いなく頑張っています」(丸茂さん)
丸茂さんの実績は、決して年齢だけじゃありません。2018年の国際マスターズモスクワ大会では、世界2位に。90歳になって出場したオランダの国際大会では、念願の金メダルを獲得しました!
「(競技は)お迎えが来るまでっちゅうことだね」(丸茂さん)
動画では2024年2月に開催された「茅野市総合体育大会 スケート競技会」に向け、練習に励んでいる丸茂さんを紹介。彼の調整法は熟練の域でした。なんと、練習に取り組むのは週にわずか1~2回のペースだそう。
「若い人たちはやればやるほど良くなる。年を取れば、場合によってはやればやるほど低下することも無きにしもあらずなので」(丸茂さん)
今回の大会は、“スケート王国”茅野市で最速を決める大事な舞台です。そんなシチュエーションで「70歳以上の部」にエントリーしたのは、丸茂さんただ一人でした。やはり、彼が最高齢出場者だということ。
「90(きゅうじゅう)に入れば、文字通り苦渋(くじゅう)の選択です」(丸茂さん)
スケートだけでなく、頭の回転もすこぶる速い丸茂さん。これは、期待ができそうだ!
彼が出場したのは「一般男子500メートル」でした。果たして、丸茂さんは完走できたのか? その結果については……動画本編でご確認ください!
今シーズンの最終戦を終え、静かに会場を後にした丸茂さん。彼の背中から学ぶべきものは多いです。
【基本情報】
放送日:2024年2月20日
放送局:テレビ信州
番組名:news every.
出演:小椿希美アナウンサー
取材先:茅野市国際スケートセンター(Nao ice Oval)
住所:〒391-0011 長野県茅野市玉川500
(編集:ノオト)