RABニュースレーダー
豊洲初競りで最高値の“一番マグロ”を目指して 青森・大間町の漁師に15時間密着!
[青森県 大間町 等]
年末って何かとバタバタしますよね。筆者も昨年末は忙しすぎて記憶が朧げです……。
年末に大忙しなのは、マグロ漁師さんも同じでした。午前3時、青森県大間町にある奥戸(おこっぺ)漁港で漁に出る支度をしている萬谷和幸さん。普段は主にイカを獲っていますが、冬になると1人で津軽海峡へクロマグロの漁に出るんだそう。
新年の風物詩とも言われる豊洲市場の初競り。そこで最も高い値段がついたクロマグロを「一番マグロ」と呼び、過去5年では1キロ8万から120万円の高値がつきました。
思わず「ひゃ、120万⁉︎」と叫びそうになってしまいましたが、この値段はあくまで年末の御祝儀相場。夏場のクロマグロであれば、例年1キロ4000円ほどらしいですよ! 年末効果すげえ……。
冬のクロマグロは脂がのり、より甘みが増します。さらに年末はお正月やクリスマスなどの影響で需要が高まるため、マグロ漁師はこの時期を狙って海に出るんです。これが、萬谷さんが大忙しの理由です。
延縄にエサとなるイカを取り付け、海に投げ入れます。1時間ほど待って、針を回収しますが……結果は残念。マグロはかかっていませんでした。
日中はそのまま津軽海峡で餌のイカを釣り、日が暮れた午後3時ごろからまたマグロ漁を再開します。しかし、またマグロはかかっていない様子。諦めかけていたその時、萬谷さんの表情が変わりました。動画では一瞬のシーンですが、プロの目つきがしっかりと伝わってカッコいい……!
うおおおお‼︎‼︎
1メートル超、およそ60キロのマグロが釣れました! 「ちっちゃいけど……」と萬谷さん。これでもちっちゃいの⁉︎
午後7時30分、15時間にも及ぶ漁が終わりました。年末にお寿司などを食べる方も多いと思いますが、この動画を見て、漁師さんに感謝しながら美味しくいただきたいですね!
【基本情報】
放送日:2023年12月25日
放送局:青森放送
番組名:RABニュースレーダー
取材先:奥戸漁港
住所:〒039-4602 青森県下北郡大間町奥戸奥戸村173
(編集:ノオト)