RABニュースレーダー
夜景予報士ってなに!? むつ市が誇る日本屈指の絶景が見られる確率を予報する人
［青森県 むつ市 等］
「100万ドルの夜景」という言葉がありますが、オーバーだと思います。円換算すると、1億4700万円以上の価値（2024年1月現在）になるので。いくらなんでも、100万ドルって……。
とは言え、人生の記憶に残る素晴らしい夜景が世の中にあるのは事実！ めぐり逢いたいものです。
そんな願いにうってつけの試みが、青森県むつ市で行われています。むつ市役所の職員・小島勝さんは、同市の釜臥山（かまふせやま）から夜景が見られる確率を予報する「夜景予報士」として活動中。毎日、夜景予報をSNSで発信しているのです。
SNSにアップする夜景の写真は、もちろん小島さん本人が撮影します。そのときの様子にカメラは密着。小島さんについていくと、なぜかカツラを被り、バラを一輪持っています。夜景だからキザにきめているのでしょうか？
「真面目にやるよりも、三枚目キャラで楽しくやったほうが皆さんの目にとまるかなと思ってやってます」（小島さん）
ちなみに、夜景予報が当たる確率はどのくらいなのでしょうか。最近の天気予報が当たる確率はかなりすごいけど、夜景予報のほうは果たして？
「だいたい、66パーセントぐらいですかね」（小島さん）
そもそも、なにを根拠に予想しているのか？
「小さい頃から見て育った感覚と、あとはなんとなくですね」（小島さん）
開き直っている小島さん。予報が当たっているのかどうか、実際に現地に行って検証してみます。
釜臥山の展望台に登り、日が暮れて雲が晴れると……ここで夜景が本当に見られたかどうかは、動画本編で確認してください！
このスポットは、下北半島で最も高い山にある展望台。そこから望む夜景は、なんと「日本夜景遺産」「日本の夜景100選」に選定されています。さらに、現在は国内初となる「世界夜景遺産」の認定を目指しているとのこと。市街地の明かりが、羽を広げたチョウの姿に見えることから「光のアゲハチョウ」とも呼ばれる絶景です。
「日本に行く理由で『アゲハチョウの夜景を見に行く』というのが一番になるように頑張りたいと思います」
一見小島さんはふざけていますが、夜景の美しさは本物です。むつ市のアゲハチョウを見に行きたい！
【基本情報】
放送日：2023年7月5日
放送局：青森放送
番組名：RABニュースレーダー
取材先：むつ市役所
住所：〒035-0073 青森県むつ市中央1-8-1
（編集：ノオト）
のぞポンライター
寺西ジャジューカ
東京生まれ東京育ち……だけに、地方のおいしいものに憧れがある。子どもが好きそうな食べ物が好き。
のぞいてニッポンスペシャル企画
