News Park KSB
【祝】音楽フェス「サヌキロック」の会場は商店街! コロナ禍に負けず完全復活するまで
[香川県 高松市 田町 等]
音楽フェス、楽しいですよね。その一方で、飽和状態になっているという印象は無きにしもあらず。似たり寄ったりのフェスが乱立し、食指が動かないものも少なくないというか。
そんななか、特異な個性を打ち出したフェスが香川県高松市にありました。その名は、「サヌキロックコロシアム」! ネーミングからして地元臭ゴリゴリですが、実は今年で15周年を迎えるほどの長い歴史があります。
どんな内容か? まず、高松市の3つの商店街(常磐町、南新町、田町)と周辺の6つのライブハウスすべてが会場として指定されている点が唯一無二です。
そこで行われているのは、ライブ、ラジオ、トークイベントなど。つまり、商店街を回遊しながらライブだけでなく、グルメやショッピングも楽しめるということ。サヌキロックは、いわば“街ごとライブサーキット”です。
2024年は2日間(3/23、24)で100組以上のアーティストが出演し、盛り上がりを見せました。しかし、これまでは決して順風満帆ではなかった。2020年と2021年は、新型コロナの影響でイベント自体が中止となりました。
代わりに行われたのは、参加予定だったアーティストがパフォーマンスした無観客ライブ。この音楽フェスの発起人でもあるバンド・四星球(スーシンチュウ)などが熱演し、その模様はラジオで生配信されました。
このように耐え忍びながら、“復活の時”を待ち続けたサヌキロック。そして、新型コロナの5類移行後に初めての開催となったのは2024年です。四星球とともにサヌキロック開催の準備を進めていた商店街の人たちも、復活を待ち望んでいました。
四星球でシンガーを担当する北島康雄さんも、胸の高ぶりを抑えられない様子。
「15年ずっと毎回、前日とかその朝とかワクワクします」(北島さん)
そして迎えた初日。会場(商店街)の熱気を見てください!
もちろん、ライブハウスも満杯!
たくさんの人が集まり、街全体が活気にあふれています。
四星球のドラム・モリスさんのコメントが、「サヌキロック」のコンセプトと意義をまさに総括していました。
「こういう日の商店街を見たら、まだまだみんな商店街を楽しめるなと思って。今後の商店街が楽しみになりました」
こんなイベントもまだあるのだから、音楽フェス参戦はやめられません。
【基本情報】
放送日:2024年3月25日
放送局:瀬戸内海放送
番組名:News Park KSB
出演:野口真菜アナウンサー、四星球
(編集:ノオト)