北海道に拠点を置く「五勝手屋（ごかってや）本舗」をご存じでしょうか？

丸い筒の底から羊羹を押し出し、糸で切って食べるという、見た目も食べ方もユニークな「丸缶羊羹」。こちらをはじめとした和菓子を150年以上作り続けている老舗銘菓店です。

そんな五勝手屋本舗のロングセラーである「丸缶羊羹」の発売当時の味を再現した復刻版が発売されました。現行で発売されている丸缶羊羹と復刻版、どう違うんだろう……？

これが復刻版！レトロなパッケージがかわいい〜と思ったら、なんと栽培が途絶えていた当時の豆を5年かけて再現し作っているのだとか。豆から⁉︎ この復刻版、本気だ……！

創業から50年間は地元の江差（えさし）で獲れる紅金時（べにきんとき）という豆を使用していましたが、病気に強い十勝産の豆に変更して以来栽培が途絶えていました。

実は以前も復活を試みて挫折したのですが、その当時の豆を守り続けていた農家の木下喜美さんの協力によって、念願の復活を遂げたのだとか。なんてドラマティックなお話！

木下さん曰く「（紅金時は）食べたらやめられない味」とのこと。そこまでして守られ続けてきた紅金時ってとんでもなくおいしいんだろうな……ゴクリ……。

生産が途絶えた豆を復活させることからスタートした、丸缶羊羹復刻プロジェクト。木下さんからいただいた2kgの紅金時は、5年の歳月を経て500kgにまで増産し、このたび無事に復刻版を発売できました。

五勝手屋本舗の社長や木下さん、紅金時を復活させた地域のグループの方の地元愛やおいしさへの熱意をぜひ、動画からも感じてみてくださいね！

のぞポンライター

ふた葉

キャラクターやホビー、甘味の話題が得意です。ローカルニュースの犬特集を探すことが日課。