秋田県にかほ市の「園食堂」。1964年創業の老舗で、県内外からお客さんがやってくる人気店です。

「オレ これ好きなんだよ」とすごくいい表情で麺をすする常連客。園食堂にはお客さんの心をつかんでやまない看板メニューがあるんです。

それが名物の肉タンメン。「豚肉定食の肉をタンメンに乗せてほしい」というお客さんの要望から生まれた一品です。お肉は醤油ベースの味付け。タレと肉の旨味がスープに溶け出しています。

パーコー麺など揚げたお肉を麺に乗せたメニューはありますが、こうやってドーンと炒め肉が乗せてあるのが町中華っぽくていいですね。

麺は仕入れた生地をお店で手切りしており、その太さはおよそ4mm。スープによく絡めて、一気にすすりたい！

多くの人に愛される園食堂ですが、後継者はいません。そこで、園食堂の味を残すべく立ち上がったのが娘の馬渕恵さんです。

クラウドファンディングで資金を集め、家庭で園食堂の味が楽しめる冷凍食品を開発しました。フライパンひとつで作ることができるそう。

店主の金俊夫さんも実食し、「うまくできてる」と太鼓判を押していました。食べてみたい！

こうやって遠くの人気店の味を楽しめるのはとてもありがたいことです。距離的に足しげく通うことはできなくても、通販で応援することができます。

動画を見て気になった人は、ぜひお店の通販もチェックしてみてください。私はさっき注文したので届くのが楽しみです！

のぞポンライター

神田（こうだ）

山口県出身のライター・編集者。地方のニュースが大好きだし、明るく朗らかで気さく。