【ワイン、日本酒、クラフトジン】お酒好き必見! 職人の思いがこもった全国の名酒3選
その土地の素材や風土を生かしてお酒作りに取り組む醸造家たち。醸されるお酒はどれも職人の魂がこもった一級品です。今回は、ワイン・日本酒・クラフトジンと、全国のお酒作りの様子を3点ご紹介します。
■ 北海道・富良野市 北の大地でワインと向き合う醸造所「ふらのワイン」
■ 大分県・豊後大野市 職人による完全手造りで生まれる日本酒「鷹来屋」
■ 沖縄県・那覇市 全国から醸造家が集結し沖縄の魅力を生かしたクラフトジン誕生
■ 北海道・富良野市 北の大地でワインと向き合う醸造所「ふらのワイン」
近年ワインの産地として国内外から注目されている北海道。こちらは富良野市で醸造されている「ふらのワイン」です。
ワインを造る富良野市ぶどう果樹研究所は、1972年の立ち上げから創業50年を超える老舗のワイナリー。国の政策によって、農業振興を目的にワイン事業がスタートしました。
通常の作物では栽培が難しい傾斜地でも、土地を有効活用できないかという発想から、ブドウの栽培が始まったそうです(傾斜地は水はけが良いため、ブドウ栽培には最適)。富良野の大地はワインの本場・ヨーロッパと気候風土が似ていることも、高品質なブドウ作りの一助となっているのだとか
たしかに日本とは思えないほど広々とした風景です。
同醸造所の高橋克幸さんは「お食事に合うワインを中心につくろうということでやっています。地域の食材と合わせていただくのがワインの楽しみ方としてはいいのかな」とコメント。富良野産食材と、富良野産ワインを合わせるときっと富良野の魅力を口いっぱいに感じられるはず!
動画ではワインの風味の解説と、ソムリエによるおすすめワインの紹介もありますよ。ワイン好きな方は、ぜひ動画も見てみてくださいね。
■ 大分県・豊後大野市 職人による完全手造りで生まれる日本酒「鷹来屋」
大分県、自然豊かな豊後大野市で造られる日本酒「鷹来屋(たかきや)」。1889年から100年以上も続く歴史ある造り酒屋・浜嶋酒造の看板商品です。
5代目杜氏(とうじ)の浜嶋弘文さんが指揮をとり、原料の米作りから蔵元で行い、仕込みまで完全手作りにこだわって醸造しています。
蒸し上げた米を麹と混ぜて、手作業で麹の種付作業をおこなう様子を見せてもらうことができました。室温は30℃、蒸したてのお米の熱さも相まって熱気がすごい……!
日本酒は主に米と麹、水を原料とした醸造酒。素材がシンプルだからこそ、一点一点の作業に予断は許されません。
専務の浜嶋生美さんは、杜氏の弘文さんが最初にお酒を造って搾ったときに「酒造りができて幸せだ」という言葉がとても印象に残っていると話していました。
普段何気なく飲んでいる日本酒も、こうしてさまざまな人の思いがこもっていると思うといっそう大切に飲もうという気持ちになります。仕込みや搾りなど、手作業の酒造りは迫力たっぷりです!
■ 沖縄県・那覇市 全国から醸造家が集結し沖縄の魅力を生かしたクラフトジン誕生
近年高まりを見せるクラフトジンブーム。地方特産品のボタニカル(風味づけとなる素材)を使うなど、造り手によって個性的な風味が楽しめるため全国的に愛好家も増えています。
沖縄も実はクラフトジンが盛り上がっている地域のひとつ。現在4つの酒造所が泡盛をベース使用した沖縄らしい南国感あふれるクラフトジンを製造しています。
クラフトジンの魅力をより多くの人に知ってもらおうと、2023年1月に全国19の酒造所から造り手が沖縄に集い、新たなクラフトジンを生み出すプロジェクトが始動しました。
このプロジェクトの目玉は、酒造所がハーブや柑橘類など全国各地の特産品を持ち寄り20種類のボタニカルとして使用する点です。
中にはバターやゴボウなど、どんな味がするのかわくわくするような素材も。バターを使ったクラフトジン、どんな味がするんだろう……。
そして素材が決まり醸造がスタート。沖縄県産のとある素材がこのクラフトジンのカギとなりました。
那覇市・瑞穂酒造の仲里彬さんは出来上がったクラフトジンの香りを嗅いで「素晴らしいです」とひとこと。
いったいどんなジンができたのでしょう? 気になった方はぜひ動画を要チェック!
■ おいしいお酒でくつろぎのひととき
ワインに日本酒、クラフトジンと全国の個性あるお酒をご紹介しました。
地域の風土を色濃く反映したお酒。動画を見て、その背景まで知って楽しむとより充実したひとときを過ごせるはず。ぜひ「なるほどですね〜」ボタンを押して、推しの銘酒を応援してくださいね!
(編集:ノオト)
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[長野県 長野市 篠ノ井杵淵字大門西 等]
神田(こうだ) のぞポンライター
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