この子、可愛くないですか？　彼の名前は「ヨンチャン」といい、秋田放送で広報課長という重要ポストに就いているキャラクターです。

彼が県内の気になる事柄を取材するコーナーは、秋田放送の売りの一つ。可愛い顔してアンテナが敏感なんです。あるときはマタギ一家が営むグルメペンションを訪れ、こんな変わったメニューを発掘してくれました。

うわぁーっ！ これは、中国の宮廷料理でも出される超高級メニュー「クマの手」。見た目がそのまますぎてびっくり……。

可愛らしいルックスで、取材能力がシャープなヨンチャン。そのジャーナリスト精神で、時々尖りまくりのトピックを紹介してくれるから目が離せません！

この農場ではダチョウの卵を使ったアイスクリームも人気だそう。しかし、農場を運営している方が持ってくるのを忘れてしまったらしく……。

「食べたかったです〜っ！」（藤田アナ）

怒り（？）のあまり、ダチョウ倶楽部の故・上島竜兵ばりに帽子を叩きつける藤田アナ。なるほど、ダチョウの卵だけに。

このくだりをやりたいがために、わざわざ帽子をかぶってきて、農場の方とも打ち合わせをしていたのかと考えると、どこか愛おしく感じられます。

ウケを狙って、妙にソツのないアナウンサーがいる。これも秋田放送の売りの一つです。

ほかにも、飼育員さんが要注目ポイントを教えてくれました。まずは、壁に寄りかかるレアな体勢のミーアキャット。椅子にもたれかかるように背を預けて日光浴しているわけです。

筆者が最も驚いたのは、鳴き声に関する情報でした。ミーアキャットがなんて鳴くか、皆さんご存知ですか？

ミーア“キャット”だけど、鳴き声はキャットじゃないんだな……。

なぜなら、底抜けにハイテンションだから！

朝っぱらから全速力でコーヒー屋さんに駆け込み、人気メニューであるワッフルにかぶりつく畑中アナ。さぞかし、おいしかったのでしょう。朝っぱらからこんなリアクションです。

なんとも幸せそうな表情……。

さらには、カツサンドもいく畑中アナ。

まるでジブリアニメのようにおっきく口を開けて食べています……！

やわらかすぎるカツに驚き、必要以上に大きく目を見開いた彼女の表情にこっちがビックリです。

コメント以上に、テンションと顔芸でおいしさを伝えてくる畑中アナのスキル。新しいグルメリポートです。

関門橋は2011年度から大規模なリフレッシュ工事を続けており、矢印で指し示したケーブルの塗り替えが行われています。このケーブルの断面を近くで見ると、めちゃくちゃ太いんです！

上からケーブルが吊るす力ありきで、橋桁（車が走る箇所）は安定するのだそう。非常に重要な役割を担っているんです。

そんなケーブルの天敵は湿気。放っておくと錆びてしまうらしいです。大問題だ！

対策として行われているのは、乾燥した空気をケーブルに送り込む工事です。どこから空気を送り込むかというと……高さ140メートルのあの場所！

作業現場へ行ってみると、絶景どころじゃありませんでした。こんな景色を見たのは、初めて！

景色はいいものの、高さが異常です。動画本編ではここからさらに命綱に頼りながら作業スポットまで行き、ケーブルに空気を送り込む様子が公開されています。

テレビ局ならではの取材力・レポート力を生かし、普段立ち入れない場所でもわかりやすく伝える。山口放送の本気が垣間見れる動画です。関門橋だけでなく関門トンネルにも密着しているので、そちらもぜひご覧ください。

1万回再生を目指す井出アナがたどり着いたのは、やはりグルメスポットでした。とはいえ、ただのグルメじゃない。彼が紹介するのは、こんな場所です。

まるで、海とつながっているかのようなテラス！ 素晴らしい絶景に囲まれながらランチが楽しめるレストランを井出アナは発見しました。

さあ、この青空のなかで絶品料理を存分に満喫してください！ ……と、思いどおりに事は進まないからバズりへの道は険しい。井出アナがレストランにやってきた日は、ちょうど雨が降っていました。

というわけで、店内に入ってイタリア料理に舌鼓を打つ“雨男”井出アナ。ツイていません。

とはいえ、バズるネタ探しは県内に秘められた魅力を発掘するもの。精力的にバズを狙うアナウンサーたちによって、私たちは高知の特色を存分に知ることができます！

加えて、同店ではDIYで組み立てられる家庭用サウナも展示・販売しているそう。樽型のサウナだったり、室内の照明を自在に変えられるサウナだったり、さまざまな家庭用サウナが用意されていました。当然、髙橋アナも中に入ります。

たしかに、各アナウンサーが気になったモノを紹介するコーナーです。だとしても、力ずくで趣味と実益を兼ねようとする髙橋アナの姿勢がすごい！

好きなものを紹介しているから、自然とレポート熱も高くなるのでしょう。情報の密度はかなり濃いシリーズです。

これを持ち帰った北村さんは、どうやらハッシュドポテトをつくる模様。作業工程は、端的に言うと「切って、混ぜて、揚げる」です。でも、ネバつくナガイモを切るのって面倒ですよね。なにか、いいコツはないのだろうか？

「頑張るしかないですね。頑張るしかないです」（北村さん）

ハッシュドポテトづくりに没頭するあまり、受け答えがやっつけになる北村さん。でも、そんなせわしないなかでも、有益な情報を発信してくれるからありがたいです。

「ナガイモって“山うなぎ”って言われるくらい、栄養価が高いらしいですよ」（北村さん）

へぇ～っ、そうなんだ。

「今、スタッフから『“山うなぎ”はナガイモじゃなくて山芋』ってツッコミが入りました」（北村さん）

危うく誤情報を発信しそうになる北村さん。もう、いいから料理に集中してください。

そんなこんなで、最終的にはおいしそうなハッシュドポテトができ上がりました！

いつも綱渡りだけれど北村さんのキャラで押し通し、最終的には成立している「出たとこ割烹」は、まさしく出たとこ勝負の魅力が満載です。

というわけで、急斜面の坂をソリで滑りながら「ロマンスの神様」を熱唱する藤原アナ。

想像以上のスピードに息も絶え絶えながら熱唱した後には、地元の人気ステーキ店を訪れた藤原アナ。たしかに、おいしそうなステーキだ！

木島平産のライスと一緒に食べると、より夢心地に！

ステーキライスの食レポの後、藤原アナが今日1日を振り返ったところで番組は終了。

ん？ ちょっと待ってください。雑多に見えた番組を振り返ってみると、「米→雪→スキー場→熱唱→ステーキ→米」と、米で始まり米で終わる美しい流れができている……！

これだけ多くの工程を踏みながらも、木島平村の情報を漏らさず詰め込もうとする、その巧みな番組構成が素晴らしいです！

■ 個性バラバラ！ バラエティ豊かな各局の魅力は要チェック

「のぞいてニッポン」に新たに参加した秋田放送、山口放送、高知放送、テレビ信州。ひと口にローカル局と言っても、それぞれの個性はまったく違います。

各局の動画を見ているだけでその地方へ遊びに行った気分になれるし、その土地のローカルスターの存在と魅力も自然とインプットできます。

これからも「のぞいてニッポン」では、各地方と各ローカル局の魅力を余すことなくお伝えしますので、ぜひお楽しみに！

【新規ローカル局Vol.1　山形放送・北日本放送・福島中央テレビの特徴まとめ】

（編集：ノオト）

のぞポンライター

寺西ジャジューカ

東京生まれ東京育ち……だけに、地方のおいしいものに憧れがある。子どもが好きそうな食べ物が好き。