沖縄の食文化がわかる! 沖縄テレビの名物番組「アゲアゲめし」の魅力を語らせてほしい

沖縄県内のガッツリめしを食べ歩く沖縄テレビ放送の人気グルメ番組「アゲアゲめし」

私はのぞいてニッポンで初めてこの番組の存在を知りましたが、沖縄にはまだ知らないグルメがこんなにあるんだと驚きました。それに、撮影班の気合が伝わってくるほど食べ物の映像がおいしそうなのも特長です。

レポーターを務めるのはローカルタレントの大川豊治さんと嘉数ゆりさん。「おいしい沖縄グルメをガッツリ食べて週末の気分をアゲていこう!」をコンセプトに、毎週のテーマに沿ってさまざまな沖縄グルメをレポートしてくれます。ふたりが沖縄グルメをおいしそうに食べているのを見るとなんだか元気をもらえます。

ということで、「アゲアゲめし」の動画の中から、筆者が気になった沖縄グルメをご紹介させてください!

■ 秘伝の出汁を継ぎ足して煮込んだボリュームたっぷりでぷるぷるな「てびち煮込み」

沖縄料理と聞いて思い浮かぶのはゴーヤチャンプルやソーキそばですが、筆者的に外せないのは「てびち」。ぶつ切りにした豚足をとろとろに柔らかくなるまで煮込んだ逸品です。こんにゃく、揚げ豆腐、それに大根やにんじんなどの野菜が乗っています。見るからにおいしそう……。

こちらは金武(きん)町にある嘉海食堂のてびち煮込みで、なんと年間1万食出るという人気商品です。大きなてびちが5〜6個乗っていて、かなりのガッツリめし!

しっかり下茹でをしたてびちはもうぷるっぷる! 光を浴びて輝いています。継ぎ足ししてきた秘伝のだしで煮込んでおり、旨味が凝縮されています。

私はこの動画を見て嘉海食堂の通販でてびちの煮付けを購入したのですが、今まで食べたどの豚足よりもぷるっぷる、かつ、味が染みていてめちゃくちゃおいしかったです。ごはんもお酒も進む味付け……。今度はお店で食べてみたい!

おふたりもガブっと大きな口を開けてかぶりついていました。こうやって見るとてびち大きすぎる……。「アゲアゲめし」は大川豊治さんと嘉数ゆりさんの食べっぷりにも要注目です。

■ イカの旨味が凝縮されたコク深い「イカスミ汁」

黒すぎる!

と思わず声が出てしまうほど真っ黒なイカスミ汁。イカスミパスタは食べたことがありますが、イカスミ単体の汁物ってあるんだと初めて知りました。

こちらは読谷村(よみたんそん)にある海人(うみんちゅ)食堂の人気ナンバーワンメニューです。

具材はシンプルにイカのみ。大ぶりのイカがごろごろ入っています。イカとイカスミと味噌を合わせると、旨味がたっぷり含まれてコク深い味わいの汁物になるのだそう。作ったあと一日寝かせるのがおいしさの秘訣なのだとか。

嘉数さんもイカスミ汁を大絶賛! 口がイカスミで真っ黒になっていました。個人的には白ごはんとの相性が気になるので、これも沖縄に行ったら絶対食べてみたい!

■ 3つのダシでしっかり煮込んだ滋味深い「ぼろぼろジューシー」

お次は琉球料理ふみや南国原店の「ぼろぼろジューシー」です。思わず名前に面食らってしまいますが“ぼろぼろ”の“ジューシー”です。まだみなさんの頭の上に?マークが浮かんでいますね。

「ジューシー」とは沖縄の言葉で炊き込みごはんを指します。そのジューシーがいわゆる雑炊のようにぼろぼろになっているから「ぼろぼろジューシー」なんですね。わかりましたか? 私も食べたことはありませんが動画を見たのでわかっているつもりです。

ですが「クファジューシー」という知らないジューシーが出てきたときは頭を抱えましたね。“クファ”は沖縄の言葉で固いという意味。固めに炊いた炊き込みごはんをダシに入れて八丁味噌を加え、2時間ほど寝かせて味を浸透させたのが、琉球料理ふみや南国原店の「ぼろぼろジューシー」なのです。

豚ダシ、かつおダシ、牛ダシの3つのダシでじっくり煮込んでいるのがおいしさの決め手。これは疲れた体に染み渡りそう……。生卵を混ぜると、やさしい風味になっておすすめなのだとか。

大川さん、ぼろぼろジューシーを頬張ってとてもいい表情に。「アゲアゲめし」は大川さんがおいしそうに食べている表情もいいんだよな〜。

ジューシーのバリエーションを知っていると周りの友達に差をつけることができそうです。ぼろぼろジューシー、いつか食べてみたい!

■ 沖縄県中部の食堂ではよく見られる家庭料理、その名も「おかず」

最後に紹介するのは、沖縄料理の「おかず」です。こちらは沖縄市の大衆食堂ミッキーの逸品。沖縄の家庭料理が楽しめるお店です。

「いや、野菜チャンプルーだろ、おかずって言われなくてもそれくらいわかるよ」と読者の皆さんが鼻白む様子が目に浮かびますが、決して私が嘘をついているわけではありません。

ほら、お店のメニュー表にも「おかず」って書いてありますよね。沖縄県中部の食堂ではよく見られるメニュー名なのだそう。下の斎藤丼も気になるけど、おかずという料理名なのは沖縄ならではでとてもユニークです。

フライパンに豆腐や野菜を入れ、そば出汁を加えて蒸し焼きに。そして野菜に火が通ったらコンビーフを入れて、ラードを溶かし入れ卵焼きを乗せたらおかずの完成です。

野菜の旨味が凝縮された汁に卵焼きを浸して食べるのがおすすめの食べ方。いわゆる家庭料理という食べ方で、いかにも白ごはんが進みそうです。

これには豊川さんが本当にうまいときに出すポーズ「とようま」も炸裂! こりゃ景気がいいわ!

ちなみに出汁の秘密は「お母さんの遺言だから言えない」とのこと。気になる!

おかずという呼び方が面白いですよね。動画でも嘉数さんが「これは野菜チャンプルーじゃなくておかずだわ」と感心していました。家庭料理の飾らないおいしさを感じる料理です。

■ 県外の視聴者の心もアゲる「アゲアゲめし」!

以上、「アゲアゲめし」の魅力と気になる沖縄グルメをお届けしました。定番料理のてびちをはじめ、イカスミ汁やぼろぼろジューシー、おかずとあまり聞いたことない料理もたっぷり知れました。今度沖縄を訪れたときは食べてみたい!

のぞいてニッポンでは「アゲアゲめし」のアーカイブもあるので、動画で沖縄気分をぜひ味わってみてくださいね!

【「アゲアゲめし」の最新動画はこちら!】

のぞポンライター

神田(こうだ)

山口県出身のライター・編集者。地方のニュースが大好きだし、明るく朗らかで気さく。

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