大分市にある高崎山自然動物園。前のボスザルがメスを追いかけ群れを離脱したため、新たなボスを決める催しが開かれました。

ボスザルって愛に殉ずる感じで群れを抜けていいんだ。LOVEじゃん。

候補となる2匹のうち1匹目は、別の群れでボス経験があり、今の群れではNo.2のオオムギ。目に迫力がありますね。

もう1匹は「高崎山史上最強女子」と呼ばれ、3年前にメスとして初めてのボスザルになったヤケイ。肩書きに対してなんだかやさしい目をしています。

この2匹を集め、ピーナツを投げてボスザルを決める「ピーナツテスト」が行われました。

投げられたピーナツを先に取ったほうが序列が上、つまり新たなボスザルになるというわけですね。厳しいサルの世界では、立場の低いサルが先にエサを食べてしまったらどうなるかわかったものではありませんから。

サルには悪いけどこのテストおもしろすぎる！　さあ、いったいどうなる！？？

あっ！　オオムギが前に出てピーナツを手に入れました！

これでオオムギが群れの新たなボスザルに決定しました。一瞬で序列が決まるのすごすぎる。

2つの群れでボスを経験するのは伝説のボスザル「ベンツ」以来2匹目。今後の手腕に注目されます。

同園スタッフの藤田忠盛さんは「高崎山にとっても偉大なボスザルになると思う」とコメント。また、ヤケイの敗因については「去年子供を産んでやさしくなったことと、雨が苦手なことが関係しているのでは」と分析していました。

ボスザルが決まる瞬間、これまで生きてきて初めて見ました。おもしろすぎる！

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のぞポンライター

神田（こうだ）

山口県出身のライター・編集者。地方のニュースが大好きだし、明るく朗らかで気さく。