つまり、異名を知ればその動物の特徴を学ぶことにつながる！ ということで、今回はとべ動物園（愛媛県砥部町）にて「異名を探すツアー」を敢行しましょう。

まず、いきなり遭遇したのはアメリカバクでした。この動物の異名は、“森の庭師”です。

草食獣であるアメリカバク。草や木の実を食べ、それらはあまり消化されないで糞になります。その糞の中から種が発芽し、森が再生される……というサイクルからこの異名が授けられました。

まあ、とべ動物園内ではプールに糞をするようしつけられているため、“森の庭師”の実力は発揮できませんが……。南米の熱帯雨林を維持するためには欠かせない存在です。

続いて向かったのは、オラウータンの宿舎。到着すると、頭からカゴを被って帽子代わりにしていたり、カゴと消防ホースで手動のエレベーターを作って遊んでたり、オラウータンの知恵と独創性は人間顔負けでした。

人間顔負けのオラウータンだけに、異名は“森の人”です。こちらが呼びかけると目をチラッと動かして反応してくれるし、観察されているのは実は人間側なのかもしれません。

動画本編では、ほかの異名も続々と紹介。“世界一危険な鳥”“丸顔王子”という異名から、どんな動物が思い浮かびますか？ 正解のほうは、動画からご確認ください！

のぞポンライター

寺西ジャジューカ

東京生まれ東京育ち……だけに、地方のおいしいものに憧れがある。子どもが好きそうな食べ物が好き。