NEWS CH.4

“柑橘王国”愛媛、生き残りなるか? フランス大統領の右腕に河内晩柑を売り込み!

[愛媛県 松山市 一番町 等]

この動画の見どころ!
00:26
“柑橘王国”愛媛、柑橘類生産量で全国首位から陥落……
03:35
県内の河内晩柑をEUに輸出!
10:07
現地のバイヤーを招いたランチ商談会で河内晩柑を売り込む
13:35
パリの市場を仕切るラヤニ氏に、直接売り込みに行く!

信じられません。“柑橘王国”として名高い愛媛県ですが、2020年産の県内の柑橘類生産量は全国で2位だったらしいです。1位じゃなかった! 統計開始から2度目となる首位陥落です。

悲しみのステージは続く。温州ミカンの栽培適地は、年間平均気温が15~18度の地域とされています。このまま温暖化が進むと、2100年には愛媛に温州ミカンを収穫できる地域がなくなってしまうそう。つまり、愛媛が“柑橘王国”と呼べなくなる可能性が出てきたのです。

愛媛県庁が立ち上がりました。特命チームを結成し、県内の河内晩柑をEUに輸出するためのミッションが動き出したのです。今回、向かうのはフランス。現地のバイヤーを招くランチ商談会を開催し、そこで河内晩柑を売り込みます。

これがまた、すごいスケールの大きさ! なんと、エマニュエル・マクロン大統領の右腕と言われ、次期首相とも目されるステファン・ラヤニ氏を商談会に招こうと特命チームは目論んでいるようです。彼は“美食の都”パリの台所とも呼ばれる「国営ランジス市場」のトップを張る人物でもあるのです。

パリで行われる商談会に臨むは、いわば“オール愛媛”。愛媛県知事、駐フランス日本国大使らを擁し、一丸となって現地の名だたる料理人やバイヤーを出迎えます。フランスの有名シェフであるフレデリック・ジョノー氏が腕を振るい、河内晩柑料理をパリの目利きたちに体験してもらいます。

結果、リアクションは上々。なんと、その場でいくつかの契約も決まりました。これって、すごいことですよ! ただ、一つだけ計算外が。ランチ商談会にラヤニ氏が姿を見せなかったのです。

パリ滞在の最終日、特命チームは国営ランジス市場に直接乗り込みました。フランスまで来て、ラヤニ氏に会わないわけにはいかない! 東京ドーム50~60個分の広さの市場内で、出会うことはできるのか……。

果たして、ラヤニ氏に河内晩柑をプレゼンできたのか? その結末は……動画本編でご確認ください。一つだけ言える事実は、河内晩柑の未来は明るいということ。

“柑橘王国”が窮地から脱すべく奮闘する姿、見る者を惹きつけます。

……っていうか、EUに輸出させるばかりじゃなく、見ている我々のほうも河内晩柑を食べたくなってくるんですけど。もちろん、お取り寄せは可能なので気になる方は要チェックです!

【基本情報】

放送日:2023年5月30日

放送局:南海放送

番組名:NEWS CH.4

取材先:愛媛県庁

住所:〒790-0001 愛媛県松山市一番町4-4-2

(編集:ノオト)

のぞポンライター

寺西ジャジューカ

東京生まれ東京育ち……だけに、地方のおいしいものに憧れがある。子どもが好きそうな食べ物が好き。

P03_sp
のぞいてニッポンスペシャル企画
P01_sp
P04_sp
P02_sp
こちらの動画もおすすめ

【ホントか?】高知にピカチュウがあらわれる洞窟があるらしい…… 

[高知県 室戸市 等]

神田 のぞポンライター

これをピカチュウじゃないという人がいたら連れてきてください!

沖縄が誇る「ゆし豆腐そば」ってなに!? ふわっふわでおいしそうな郷土料理の魅力に迫る

[沖縄県 浦添市 伊祖 等]

寺西ジャジューカ のぞポンライター

一行は“ゆし豆腐そばの元祖”と呼ばれるお店「高江洲(たかえす)そば」へ!

低山登山ブームが到来! 人はなぜ山に登るのか? 登山客を追ってその理由に迫ってみた

[岩手県 滝沢市 鞍掛山(くらかけやま) 等]

寺西ジャジューカ のぞポンライター

76歳男性「(今まで鞍掛山に)50回登ったので、あと50回を目指そうと思ってます」

“食”の新境地を開拓! 徳島山間部のレア食材を使った驚きのジェラートが登場

[徳島県 勝浦郡 上勝町 等]

寺西ジャジューカ のぞポンライター

これ、なにを使ったジェラートだと思います?