ん、りんご……？　いえいえ、赤い皮と濃厚な甘さが特徴のこのみかんは「小原紅早生（おばらべにわせ）」なる香川県オリジナルの品種です。見れば見るほど、本当に赤い！

2023年6月20日早朝、高松市中央卸売市場には1トン以上の小原紅早生（ハウス栽培）が出荷されました。関係者たちが試食します。

さあ、出荷当日の午前7時に初競りがスタートしました。

この競りは、俄然注目です。なにしろ、過去に小原紅早生は1箱250万円もの最高値をつけたことがあるのだから。さて、今回は……？

この日は、25個入りの1箱が30万円で競り落とされました。1個で1万2000円！ スゲエ！

競り落としたのは、香川・岡山のスーパーマーケットを運営する「きむら」木村宏雄社長です。これほどの最高値をつけた理由には、木村社長の心意気がありました。

「農家の方も一生懸命つくってくれるわけやから、私らもそれに応えて。元気だしてやってもらわないかんと思って、張り切って値段をつけました（笑）」（木村社長）

ハウス栽培の小原紅早生の出荷は8月上旬で終わったものの、露地ものは11月ごろから流通する予定です。うまいものに目がない人は、動画を要チェックです！

のぞポンライター

寺西ジャジューカ

東京生まれ東京育ち……だけに、地方のおいしいものに憧れがある。子どもが好きそうな食べ物が好き。