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耕作放棄地が黄金色に輝く小麦畑に! 持続可能な農業を目指す山形・月山高原

[山形県 鶴岡市 等]

この動画の見どころ!
01:10
耕作放棄地の拡大を防ぐために始まった小麦栽培
03:10
やまがた景観賞奨励賞を受賞した景色
04:10
収穫した小麦はブランド小麦粉「月山の粉雪」として

農業従事者の高齢化や担い手不足に伴い、「耕作放棄地」が全国的に増加しています。野生生物の侵入・害虫の発生や、食料自給率の低下にも繋がるため、耕作放棄地のいち早い再生と抑制が重要といわれています。

山形県鶴岡市・月山高原の広大な農地で、黄金色に輝く小麦。この畑も、元は耕作放棄地だったのです。

農業を継続できる環境を整えるため、土地の改良・基盤整備工事を行った月山農地高原委員会。そして5年をかけてようやく40ヘクタールの小麦畑を広げることに成功しました。

小麦の収穫を終えた夏には、毎年委員会が種を植え、およそ100万本のひまわりが咲き誇ります。景観が美しいのはもちろん、ひまわりの栽培は土壌の質を向上させる効果があるため輪作に適しているんだとか。とことん高原の未来に寄り添った取り組みで感心……!

農地の継続のために委員会が今尽力しているのは、収穫した小麦の販路拡大です。

2023年には「月山の粉雪」というブランド名で小麦粉の販売を開始しました。石臼で挽くことが特徴で、パン作りに相性が良く、市内外の飲食店で使用されているそう。全粒粉なのに独特のくさみが少ないってすごい……。食べてみたい!

小麦の活用は他にも! 収穫後に残る「麦わら」を家畜の餌やマッシュルーム栽培の菌床として利用できないか、企業と提携し模索しています。

県内できのこの生産・販売を行う企業「舟形マッシュルーム」では年間約4000トンの麦わらを使用しており、その多くが海外産だといいます。県産の原料を使用することで輸送距離が縮まり、CO2の削減にも繋がると考え、この取り組みを行っているとのこと。

持続可能な農業のために、多角的な取り組みが行われている月山高原。7分ほどの動画ですが、努力がぎゅっと詰まっていて、めちゃめちゃ勉強になる……!

【基本情報】

放送日:2024年7月22日

放送局:山形放送

番組名:YBC news every.

取材先:月山高原畑作団地

(編集:ノオト)

のぞポンライター

はらつかう

宮城県で生まれ、宮城県で漫画やイラストを描いています!いろんなことを結構頑張れます!

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