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介護職からねぶた師に転身! 12年の修業を乗り越えて涙のデビュー

[青森県 青森市 等]

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0:25 ねぶた師を志したきっかけは……

1:03 今年、ついに大役を任されることに

1:35 ねぶたの台上げの日を迎える

過ぎゆく夏が惜しいです。

夏といえば思い出すのは、青森のねぶた祭。2023年のねぶた祭で、ねぶたの山車を制作する1人の新人ねぶた師がデビューしました。

史上2人目の女性ねぶた師である塚本利佳さん。前職で介護施設に勤務していた彼女は、26歳のときにねぶた師に転身しました。きっかけは、1枚の絵です。

施設の仕事として、この絵を描いた塚本さん。すると、それを見た施設利用者の方が喜んでくれたそう。その出来事を機に、改めてねぶたについて調べだした彼女。ついには、「新しい世界に飛び込んでみよう」という気持ちが塚本さんの中で芽生えました。

そうして、ねぶた名人である北村隆さんに弟子入りした塚本さん。修行を始めて今年で12年が経過し、彼女は師匠に認められるまでの腕前となりました。30年以上北村さんが手掛けてきたという青森山田学園の大型ねぶたを、なんと任されることになったのです!

塚本さんには、ねぶた師として常々心がけていることがあります。それは、「皆さんに届いたときに、良いものになるように」。

7月20日、ていねいに作り上げた塚本さんのねぶたの台上げが行われました。その様子を見る彼女の表情は、感慨深げです。

塚本さんが題材に選んだのは、「鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)」。源為朝は流行り病だった天然痘にかからず、疫病を追い払ったとされている人物です。つまり、コロナ下で奮闘する医療・介護従事者への敬意と感謝の思いが、このねぶたには込められているということ。

「逃げ出したいときもあったけど、周りの人にすごく支えられた」と、完成までの日々を振り返る塚本さん。感謝の思いがあふれ出しました。

動画本編では、塚本さんのほかにも今年デビューした2人の新人ねぶた師が紹介されています。

3人の新人ねぶた師、それぞれのねぶたにかける熱い思いをぜひ感じてください!

【基本情報】

放送日:2023年7月28日

放送局:青森放送

番組名:RABニュースレーダー

(編集:ノオト)

のぞポンライター

寺西ジャジューカ

東京生まれ東京育ち……だけに、地方のおいしいものに憧れがある。子どもが好きそうな食べ物が好き。

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