1550ニュースレーダーWith

元プロ野球選手の畳職人が“畳グローブ”を発明し、キャッチボールしてみた

[青森県 五戸町 沢 等]

めざせチャンピオン!のぞポンGP開催中!

0:43 畳職人は元プロ野球選手だった!

2:18 畳を使ったグローブ!?

3:56 “畳グローブ”を着けてキャッチボール

野球のグローブの素材って、なにを思い浮かべますか? 代表的なのは牛革ですよね。

驚きです。なんと、畳を素材に使ったグローブがあるらしい。青森県五戸町の「中村畳工店」が手掛けた、畳と革のコラボレーション「WALT'Z (ワルツ) 投手用グローブ」です。

このグローブには、ストーリーがあります。同店の8代目・中村渉(わたる)さんは、実は北海道日本ハムファイターズでピッチャーを務めていた元プロ野球選手なんです!

引退後に実家の畳店を継いだ中村さんは、畳を活かしたグローブを商品化。といっても、グローブ全体にまるまる畳の素材を使ったわけじゃありません。畳が用いられているのは、ここ。

通常、手の甲が当たるベロ裏(手首バンドの内側)の部分にはモワモワっとしたムートンが使われることが多いです。しかし、中村さんはここに畳表(熊本県産いぐさ)を取り付けました。

いぐさには通気性がよいという特徴があり、汗や蒸れを防ぐ効果が期待できます。事実、選手時代に中村さんご自身が「グローブを着けると(手が)暑かった」と思っていたそう。つまり、これまでの野球人生を踏まえて“畳グローブ”の発想するに至ったわけです。現役時代の悩みとセカンドキャリアの人生が、点と点で一本の線につながった!

動画本編では、“畳グローブ”を着けて中村さんがキャッチボールする様子を見ることができます。その使い心地は、果たして……? 

この“畳グローブ”はベースボールに和のテイストを注入した、まさにグローブ界の侍ジャパンだと言えますよね。2023年のWBCで優勝した侍ジャパンのように、ぜひこのグローブも広く世に羽ばたいてほしいですよ!

【基本情報】

放送日:2023年4月6日

放送局:RAB青森放送

番組名:1550ニュースレーダーWith

出演:新山大(あどばるーん)

店名:中村畳工店

住所:〒039-1558 青森県三戸郡五戸町字沢15

(編集:ノオト)

のぞポンライター

寺西ジャジューカ

東京生まれ東京育ち……だけに、地方のおいしいものに憧れがある。子どもが好きそうな食べ物が好き。

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