何やら草むらの奥から怪しい人影が……。

だんだんこちらに近づいてくる不気味なやつら。その正体は……？

そう、彼らはパーントゥです。見てください、この不気味な仮面と泥まみれの出で立ち。

手前のお子さんの仰け反り具合からもその恐ろしさは伝わるのではないでしょうか。いったいパーントゥとはなんなんでしょう？

パーントゥとは本来「お化けや鬼神」を意味する言葉で、宮古島に伝わる無病息災を祈願するお祭りのこと。宮古島の、神の化身となった3人のパーントゥが大人も子どもにも容赦なく泥を塗りつけていきます。2018年にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。

泥を塗られると無病息災で過ごせると言われていますが、あまりの恐ろしさに泣いてしまう子どもも。

子どもの表情からもその怖さは明らかです。お父さんはニッコニコ。子どもにとっては忘れられない1日になったことでしょうが、親は子どものさらなる一面を見ることができて嬉しい限りでしょう。

私が子どもだったら連れてきた親のことを絶対に許さないと思います。

かと思えば泥を塗られても表情ひとつ変えない赤ちゃんも。この豪胆さ、将来は武将になるのでしょうか。成長が楽しみですね。

動画では大人も子どもも泥を塗られまくっていて阿鼻叫喚。その雰囲気をぜひ動画を見て味わってほしい！

のぞポンライター

神田（こうだ）

山口県出身のライター・編集者。地方のニュースが大好きだし、明るく朗らかで気さく。