沖縄県、那覇市繁多川（はんたがわ）にある長堂（ながどう）豆腐店。まだ薄暗い朝5時から豆腐の仕込みが始まっています。私だったらまだ寝てる時間だ……。

創業は1926年で、約100年間続く歴史あるお店です。現在は3代目店主の長堂茂さんがその味を引き継いでいます。

丹精込めて仕込んだ豆腐はつやつやぷりぷりで見るからにおいしそう！　

長堂さんは「口に入れたときの大豆の甘味、塩の甘味を意識するように作っている」と話していました。大豆の風味が引き立つ一瞬を逃さないようにするのが大切なのだそう。

他にも沖縄の郷土料理「ゆし豆腐」を作るシーンも。豆腐が固まる瞬間を「豆腐が生まれたよー」と表現するところがとてもかわいかったです。

豆腐を買いに来たお客さんは「やっぱりスーパーで買う豆腐とは全然違う」とその魅力を語っていました。地域のみなさんに愛されているんだな〜。

長堂さんは「これ（豆腐作り）を残すかって言ったら見ての通り仕事厳しいから」と前置きした上で、「同じ時代に生きた人たちが自分の豆腐を食べてもらえればいいかな」と話していました。

一見ドライでありつつも、長堂さんの豆腐への愛情が感じられるコメントに胸を打たれました。私も体が動くうちに長堂豆腐店の豆腐を食べに行きたい！

動画では、仕込みの様子や、長堂さんの豆腐作りに込めた思いなどをお届けしています。動画を見ると豆腐作りってこんなに大変なんだって思うはず。ぜひ見てみてくださいね！

のぞポンライター

神田（こうだ）

山口県出身のライター・編集者。地方のニュースが大好きだし、明るく朗らかで気さく。