アゲアゲめし
海人(うみんちゅ)の秘技公開! 魚の煮込みで身を“ふっくら”させる沖縄伝統の技術
[沖縄県 糸満市 等]
沖縄の言葉「海人(うみんちゅ)」という響きで思い浮かべるのは、海に生きる人たちのたくましい姿と、新鮮な地魚を使った料理!
今回、沖縄テレビ『アゲアゲめし』リポーターの大川豊治さんと嘉数(かかず)ゆりさんが訪れたのは、糸満市にある「糸満海人食堂(いとまんうみんちゅしょくどう)」でした。“海人の街”糸満にて、伝統的な海人料理を提供する人気店です。
さっそく2人がオーダーしたのは、イマイユ(沖縄の方言で「新鮮な魚」の意味)を使った煮付け「魚のマース煮」。この日はどうやら、エーグァー(沖縄の方言で「アイゴ」の意味)を丸ごと煮付けてくれるみたいです。「魚のマース煮」で新鮮な魚をいただきマースなんつって。
魚1匹が丸ごと入ったルックスは、いかにも海人料理。ちなみに、「マース煮」とは塩で煮ることを意味するそうです。
調理方法に関しても、いかにも海人流。端的に言えば、目分量の塩と醤油でエーグァー1匹を10分煮込むだけでした。豪快だし、簡単だし、すぐ真似できちゃいそうな気がします。まあ、それ以前に新鮮な魚がなかなか手に入らないのだけど……。
あともう1つ、外せないキーポイントがあるんです。本来は、調理すると身がパサつきがちなエーグァー。この魚を“ふっくら”かつ“しっとり”な食感に仕上げるため、お店ではある工夫を施していました。その秘密を、同店の上原浩之さんが教えてくれます。
「教えてはいけないことなんだと思うんですけど、2人(大川さんと嘉数さん)にだけ教えましょうね。少し、●●をたらすんです」(上原さん)
なにをたらしているんでしょう? 勿体つけるようですが、ここでは明かしません。その秘密は、動画本編でご確認ください! どうやら、沖縄で古くから伝わる秘技を活用しているみたいですよ。
煮付けをたいらげて、満足げな表情を見せるリポーター陣。その2人の反応を見て「てぃーあんだからな(沖縄の方言で「手間をかけたからな」)」と、上原さんは得意げに胸を張ります。そうですよね。「すぐ真似できそう」なんて言ってしまって、ごめんなさい。魚のおいしさを十二分に引き出すこの海人料理は、簡単には真似できない!
沖縄に伝承する海人料理の技術と全容は、シークレット。気になる方は、動画本編からぜひ学んでくださいね。
【基本情報】
放送日:2021年6月8日
放送局:沖縄テレビ放送
番組名:アゲアゲめし
出演:嘉数ゆり、大川豊治アナウンサー
店名:糸満海人食堂
住所:〒901-0361 沖縄県糸満市糸満989-88
(編集:ノオト)
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