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自動車が「右側通行」から「左側通行」に変わった日 沖縄「ナナサンマル」
[沖縄県 那覇市 等]
0:37 「ナナサンマル」とはいったいどんな施策?
1:46 当時「ナナサンマル」を体験した人の声
3:04 「ナナサンマル」が与えた経済への影響
もしあなたが車の運転手だとして、いきなり「運転車線を左から右に変えてください」と言われたらどうしますか? きっと大混乱ですよね。
実はそんな大変な出来事が40年以上前の沖縄で起こっていたんです。
それは1978年に行われた歴史的一大プロジェクトとも言える「ナナサンマル」。当時沖縄は本土復帰後もアメリカ式の右側通行でしたが、1978年7月30日、一斉に現在の左側通行へと変わったんです。
変更当初は、左側通行に慣れないバスが滑って畑に滑り落ちたという話もあり、「ナナサンマル」の大変な苦労がしのばれます。
バス路線の上り下りも逆になり、従来のバス停が道の反対側になったことから経済への影響も大きかったそう。バス停前のお店に立ち寄る買い物客が減り、閉店するお店も多かったのだとか……!
番組が放送された2022年は、そんな「ナナサンマル」から44年目の年。
那覇市の開南交差点には、当時の名残をうかがえるバス専用信号機が設置されています。バス専用の信号が青になると、全方面の一般車両が停止し、バスは右折専用レーンに車線変更することなく大きく右折します。
交差点の角に位置する開南バス停では「ナナサンマル」以前は青の矢印のように右折していましたが、「ナナサンマル」後は左側通行に変わり、赤の矢印のように右折するようになりました。路線バスは右折レーンへ移動するスペースがなかったので、ほどなくして専用信号が設置されたそうです。
今後、開南交差点では道路の拡幅にともなってバス停も移設される計画があるそうです。当時の面影を残す信号機も役目を終えるときが来るのかもしれません。
沖縄の歴史的にも大きなインパクトを与えた「ナナサンマル」。通行車線を変えるなんて今ではありえない話ですごい……。
動画では当時の戸惑いを体験した人々のリアルな声もありますよ。特に車の免許を持っている人は要チェックだ!
【基本情報】
放送日:2022年7月29日
放送局:沖縄テレビ放送
番組名:OTV Live News イット!
(編集:ノオト)
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神田 のぞポンライター
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