スパイス!!

【出雲の文化】「大社焼きそば」のソース後かけスタイルが生まれた理由とは?

[島根県 出雲市 大社町 等]

この動画の見どころ!
01:24
「大社焼きそば」の特徴とは?
02:24
ソースをかけて食べる!
02:56
後がけのスタイルになった理由
04:09
「大社焼きそば」を好むタイプとは?

出雲大社(島根県)の近くに、すごいネーミングのお店があります。その名も「旬の料理 きんぐ」!

期待値、上がりますよね? きっと、キング級の料理をいただけるのだろうなあ。

このお店のイチオシは、「大社焼きそば」です。聞いたことあります? 私はありませんでした。つまり、まごうことなきご当地グルメということ。四代目店長の吉田光希さんが、その歴史を語ります。

「僕のひいおじいちゃんが(大社焼きそばを)始めて60年くらいになります」

60年の歴史を誇る「大社焼きそば」とは、どんな料理なのか? こんな料理です。

あれ? 焼きそばなのにソースがかかってない! 要するに、塩焼きそばです。

あっ、ソースかけてる! そう。「大社焼きそば」とは塩味をつけたうえで、後からお好みの量のソースを自分でかける“後がけタイプ”なんです。ここで再び、吉田店長からの解説を聞きましょう。

「後がけのスタイルは、この土地にそもそも根付いていた出雲そばにならいました。出雲そばは、つゆを後からかける。(大社焼きそばも)お客さんが自分で味をつけて仕上げるような」

出雲そばの文化が、この焼きそばには凝縮されているわけです。自分でソースをかけるということは、自分好みの味に調節できるところがうれしいですね。一口食べてからソースをかけ……と、味の濃さを調整しながら食べ進めるのもアリです。ちなみに、ソースはふつう・辛口の2種類が用意されていました。

最後に、吉田店長が「大社焼きそば」を好むであろう客層というかターゲット層を教えてくれました。

「必ずしも出雲そばの気分とは限らないですからね。『ちょっとパンチが効いたのを食べたいな』っていう人が、たぶんたどり着くと思います」

髪の毛もオレンジ色だし、個性的な店長さんです。味も店長もパンチ効いてる!

【基本情報】

放送日:2024年4月13日

放送局:日本海テレビジョン放送

番組名:スパイス!!

出演:奈羅尾玲子

店名:旬の料理 きんぐ

住所:〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東599

(編集:ノオト)

のぞポンライター

寺西ジャジューカ

東京生まれ東京育ち……だけに、地方のおいしいものに憧れがある。子どもが好きそうな食べ物が好き。

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