大雪の中、鐘を鳴らす人を囲いながら長縄を回している人たち。何やら不思議な光景ですが、いったい何なのでしょう？

そう、その正体は秋田県横手市山内南郷（さんないなんごう）の三ツ屋地区で200年以上続くとされる伝統行事「百万遍念仏講」です。毎年1月の成人の日に行われています。みんな寒そう！

長さ約10メートルの大きな数珠を念仏を繰り返し唱えながら輪になって回しています。数珠を1周させると1万回唱えたとみなし、合わせて100周させることから百万遍念仏講と呼ばれています。チベット仏教で使われる「マニ車」のようなものなんでしょうか。

1年の健康や地区の安寧を願う百万遍念仏講。参加した子どもは「昔の人の伝統をずっと受け継いでやっているのはとてもすごいこと」と話していました。

こんな行事があるなんて知らなかったですし、伝統が200年以上もつむがれてきたのはすごいことだなと思います。この行事を初めて知ったよという人は、ぜひ動画を見て「なるほどですね〜」ボタンを押してみてください！

のぞポンライター

神田（こうだ）

山口県出身のライター・編集者。地方のニュースが大好きだし、明るく朗らかで気さく。